第314回 8月17日(土)18:00~
「希少鳥類の保全 -ヤンバルクイナやアホウドリ-」
尾崎 清明 氏 (山階鳥類研究所)
世界の9千8百種ほどの鳥類のうち、約12%が絶滅の危機に直面しています。その原因は捕獲、環境破壊、外来種の持ち込みなど人間によるものが大部分です。特に日本固有種の保全は私たちの責任が重大です。ヤンバルクイナやアホウドリの保全の例を紹介し、今後どうしたら鳥類と人類は共存していけるのかを考えてみたいと思います。
第315回 9月21日(土)18:00~
「苫小牧沖のクルーズ活動と海鳥達」
南波 興之 氏 (北海道大学低温科学研究所)
2009年秋から苫小牧沖で海鳥ウォッチングクルーズを行っています。通年の観察活動を通して各種の海鳥類が観察されており、道東の海鳥ウォッチングクルーズと遜色ないほどの種数が確認されています。今回は、クルーズで見られたアホウドリをはじめミズナギドリ類などの海鳥の紹介とともに、海鳥のモニタリングの重要性について発表します。