第323回 5月17日(土)18:00~
「北海道希少生物調査会の活動について」
寺島 淳一 氏 (北海道希少生物調査会)
任意団体「北海道希少生物調査会」は、おもに札幌在住の自然環境調査員らから構成されています。これまで会の活動としては、希少爬虫類である “シロマダラの調査” 円山動物園との協働事業による “円山地域のコウモリ相の把握” などを行ってきました。ここではこれら経緯と現状、および当会の目指している方向などについて分かりやすく楽しくお話します。
第324回 6月21日(土)18:00~
「アオサギの駆除を考える」
松長 克利 氏 (北海道アオサギ研究会)
近年、アオサギの駆除数が全国的に急増しています。平成8年度に8羽であった駆除数は平成22年度には3,412羽を数えるまでになりました。これほどの増加はアオサギの個体数変化だけでは到底説明しきれません。そこで北海道アオサギ研究会では、行政を含む現行の駆除システムの不備がこうした事態の背景にあると考え、全国の自治体を対象に詳細な聞き取り調査を行ってきました。今回はその調査結果をもとに極めて問題の多い駆除行政の実態を報告します。