第348回 6月18日(土)18:00~
「外来鳥類の防除について」
佐藤 重穂 氏 (森林総合研究所北海道支所)
外来生物は生物多様性の保全の上でもっとも大きな脅威の一つであり、日本では2005年に外来生物法が施行されて、自治体等が特定外来生物の防除を行うことが可能となりました。鳥類については外来種防除の取り組みが遅れていましたが、2012年に高知県内のNPO法人によりソウシチョウの防除実施計画が作成されました。また、神奈川県、山梨県、静岡県等で定着していたカナダガンの防除が関係機関の協同作業により進み、2015年に根絶に至りました。両種の事例を通じて、防除の課題を紹介します。
第349回 7月16日(土)18:00~
「たかがカラスなんて言わないで!~奥深いカラスのおはなし~」
中村 眞樹子 氏 (NPO法人札幌カラス研究会)
身近な野鳥カラスですが、相当誤解されていて損をしている鳥ではないでしょうか?身近な割には生態に関してあまり知られていないのが現状です。ゴミを散らかす、人を攻撃するなどなど、話題はたくさんありますが掘り下げていくと人間が関わっている場合も多いのです。今回は固い話ではなくカラスの面白い行動や人間臭い行動などをおはなししたいと思います。